【乙一の魅力】何かにハマりたい人に私がオススメする乙一作品について。
作家の乙一がおそ松さんの小説化に挑戦するというまさかな記事を読んだので
そんな乙一について少し書こうと思います。
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繊細で美しい文章が魅力の乙一
学生時代乙一の小説にドハマりしていた私です。
彼の作家の書く文章は美しく繊細で、物語のその儚い独特の世界観の中に驚くほど簡単に引き込んでくれます。一冊読み終わった後、本から顔をあげても残る不思議な余韻が癖になります。
猟奇的な作風と淋しく切ない作風との二極性があり、その著作それぞれにそれらが絶妙な配分で混ぜ合わされている彼の作品は読み手を魅了し、彼の紡ぐ世界へと誘ってくれます。
「愛すれば愛するほど死の意味は重くなり喪失感は深くなる。
愛と死は別のものではなく同じものの表と裏だった。」/陽だまりの詩
乙一は福岡出身作家
彼の作品にどっぷりハマっていたころ、
実は彼が同じ福岡の出身だったと知って妙に嬉しかったのを覚えています。
学生時代から文才を発揮するなんて凄いですよね。
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オススメ作品
乙一の著書は割と我が家の本棚には揃っていますよ!
最近のはないけど!読む暇なくて!!
中でも特にオススメするものを何作かご紹介します。
ネタバレしない程度に書きますね。
『夏と花火と私の死体』
これは死体の目線から話が描かれた独特の作風になっています。
幼い兄妹があやまって殺してしまった「私」の死体を必死になって隠し通そうとする様子が臨場感たっぷりに描かれ、読んでいてハラハラさせられます。
『失はれる物語』
いくつかの作品の詰まったオムニバスです。
タイトル作の「失はれる物語」は事故で腕以外の感覚を失くしてしまった男性の心理描写が美しく繊細に、そしてとても悲しく描かれています。
『ZOO1』
こちらも短編集。
謎の犯人に拉致監禁された姉と弟。各部屋に監禁された人々が、一人ずつ殺されていく・・・脱出のために犠牲になるのは、誰?
迫りくる恐怖。人間の心理。そして姉の愛。・・・そんな「SEVEN ROOMS」も収録。
リアルな心理描写。個性的なキャラクター性
乙一作品のあの独特の世界観を一言で表現することはできません。とにかくまずは一冊読んでみて、感じてみてください。きっともう乙一の本なしではいられなくなるはず。個人的に一冊目としてオススメするのは『GOTH』です。エグい話、グロい話が苦手な人でも目が離せなくなるほどグッと引き込まれること間違いなしです。何よりそこに描かれる心理描写、葛藤、誘惑・・・。日常に嫌気の差しているあなた。刺激が欲しいあなた。何かに熱中したいあなた。もう一度言います。「まずは一冊読んでみて」
【紙媒体がお好きな方】
【電子書籍派向け】
いかがでしたでしょうか。
本当にオススメなのでぜひ読んでみてくださいね☆
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